大手は沢山特徴があると思うけど、メーカー系SIって、どんなところが強みなの?
他の企業だとサーバーを調達したり、ネットワーク機器を調達したり出来なかったけど、メーカー系SIerだと調達できるよね。
でも、最近はその強みが薄れつつあるんだ。
その強みを揺るがすのが、AWSやAzure、IBM Cloudを筆頭とするクラウドサービスだ。
あれらは、わざわざハードウェア機器やネットワーク機器を調達しなくても、必要な時に必要な分を、コンソール経由からわずか数分で払い出せてしまうクラウドサービスだ。
詳しく見てみよう!!
この記事が対象としている読者
- メーカー系SIerについて知りたい人
- メーカー系SIerの強みや状況について知りたい人
- クラウドサービスの脅威について知りたい人
転職活動前に準備すべき本
目次
メーカー系SIerとは?
SI業界には大きく3つのタイプのSI企業があると言われています.
メーカー系SI…コンピュータメーカーをメインとする親会社から独立した、もしくはその子会社SI企業の事を指します。親会社から案件を受注することがメインとなり、親会社が持つハードウェアを売っていけることが強みとなります。
ユーザ系SI…親会社の情報システム部門が独立したSI企業のことです。親会社から発注される案件をメインに売上が構成されるケースが多く、親会社の業務内容に詳しいことが強みです。
独立系SI…独立系SIerは、上記の2つのように、親会社が存在しないSI企業を指します。
異なる3つのSI企業とは?
- メーカー系SIer、ユーザ系SI、独立系SIの3つがある
メーカー系SIerの強み
今回は、メーカー系SIerやその親会社の強みについて解説していきます。
メーカー系SIの強みと言えば、ハードからソフトウェア開発、システム構築まで一貫してサービスとして提供できることが強みです。
どのシステム構築案件も、必要となるのはまずサーバーやネットワーク機器を代表とするハードウェアでした。
その上に、OSやミドルウェア、アプリケーションを組み合わせることで、システムが構築できるわけです。
そのため、メーカー系SIはシステム構築スキルに加え、コンピュータを製造して販売することで一貫して利益を上げていくことができました。
メーカー系SIerの強み
- ハードからソフトウェア開発、システム構築まで一貫してサービスとして提供できること
メーカー系SIerが周囲の脅威に晒されている
そのメーカー系SIは脅威に晒されています。
詳しく見ていきましょう
メーカー系SIerを襲う脅威1:クラウドの存在
まず1点目としては、クラウドの存在が挙げられます。
AWSやAzureなどのクラウドの登場によって、ハードウェアを所有してシステムを運用するオンプレミスから、ネットワーク上からリソースを利用したいときだけ利用するクラウドに移行しつつあります。
そしてそれは、止まることの許されない金融系の基幹システムまで移行が始まっているというのです。
そうなったときに、ハードウェアの売れ行きは徐々に下がっていき、より顧客の要件に合わせたアプリケーションの開発へニーズが移っていくと考えられます。
そういったアプリケーションの開発は、メーカー系でも多くを外注していました。
そのため、ノウハウとしてはまだまだ強みとは言えないのが実情です。
メーカー系SIerを襲う脅威1:コンサル企業の存在
次に、ライバル企業がSIerからコンサルに移ってきてると言えます。
近年、SI事業は低収益な事業と言われてきました。
理由は、要件定義されたものをただ構築するだけだと、価値としては単純で、クラウドなどの技術の進化にも押される影響もあり、どこの企業でも出来てしまうようになりました。
そのため、価値としては今後は、変化の早い時代でどんなビジネスを提案すればいいのか顧客もわからない時代に、ITを用いてどのようなサービスを提案できるかといった課題解決系のコンサル業務に重きが置かれていきます。
転職活動前に準備すべき本
まとめ
この記事では、メーカー系SIerの強みについて解説させていただきました。
まとめると、以下のようになります。
メーカー系SIの強みまとめ
- 強みはハードからソフトウェア開発、システム構築まで一貫してサービスとして提供できること
- ただ、近年コンサルなどの競合がSI事業に進出してきていることや、クラウドによりハードが売れなくなってきているため脅威に晒されている
エンジニアの転職希望者の7割が転職を希望すると言われる社内SE。。。
何も実力もないぴなもとが、倍率100倍の超難関有名ホワイト企業に内定を獲得し、転職を決めた方法、知りたくないですか?
社内SEへの転職は非常にテクニック的な要素が強く、内定をうまく獲得できなければ、
高倍率の沼にハマり、転職活動が長期化してしまうリスクも大きいです。
また、会社により様々な社風がある事業会社を受けるのですから、安易に社内SEに行けばホワイトとも言えないのが危険なところであり、
そんなぴなもとが、倍率100倍の競合から勝ち取った戦略的テクニックを以下で解説していています。是非一度手に取ってみてください。