特に、初めての転職活動の場合は、どんな会社が候補として挙げられるかを検討する際、異業種含めて求人を持っている総合型エージェントと呼ばれるエージェントを利用することが多いよ。
その中でも、最も求人数を持っているリクルートエージェントがおすすめと言われているよ。
またSIerに限らず、転職する業界や職種は、現職の経験を生かせる会社の方が年収を維持しやすい傾向にあるから、業界や会社を絞ることも大事だ。
同業種のキャリアアップや、異業種への転職方法がわからない…そんな人もこの記事を読めば、必ず希望の転職先への内定へ導くことができるはずだ。
この記事で詳しく見ていこう。
この記事が対象としている読者
- SIerの転職活動の流れについて知りたい人
- SIerの転職エージェントを活用した転職の成功方法を知りたい人
転職活動前に準備すべき本
目次
一般的なSIerの転職パターン
SIer業界の転職パターンは、同業種で年収を上げるか、異業種、異職種の会社に転職し環境を変えたり、自分のやりたいことに合わせて転職して成功させるケースが多いようです。
SIerはきつい業界ともいわれています。
SIer業界では、環境が過酷だと言われているため、スキルのある人から転職してしまうケースも多々見られます。
また、実際にこれまでSIer業界は、3K職場と言われてきた過去があります。
3K職場とは何でしょうか?
3K…3つのKからなります。
3K職場とは、もともとは土木現場から派生した用語です。土木現場では、きつい、汚い、危険を3kと表現しました。
では、SIer業界の3Kとはどういう意味でしょうか?
K…きつい
K…厳しい
K…帰れない
と言われています。
「厳しい」ではなく「給料が安い」という説もあります
では、実際にSIer業界から転職して成功させるパターンについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
転職パターン1:年収を上げたい(上流SE、ITコンサル)
SIer業界はよく、「給料が安い」と言われることがあります。
それは、SIerはゼネコン構造となっており、上流に位置する会社ほど高収益になる構造となっているからです。
給料を上げるためには、より上流の会社や、給料が高い会社に転職することがポイントです。
上流SEの会社とは、NTTデータや野村総研、IBM日立富士通NECなどのSIer企業です。
また、さらに上流のコンサル(アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwC)に異業種で転職するのも良いでしょう。
転職パターン2:激務を避けたい(社内SE)
激務な環境を避けたいという理由でSIerから転職する方々がいます。
SIer業界は、人月商売と言われています。
人の工数に対して対価をいただくビジネスモデルです。
そのため、人月換算した分、残業して納品すれば単価は安くなります。
そのため、見えないところで沢山仕事を抱えさせられて苦しむSEが多いのが特徴です。
また、顧客からの依頼を断れない傾向にあるのも特徴です。
要件を明確にせず解決策を十分に検討せずに進めてしまったプロジェクトや、リソース以上の不採算プロジェクトを引き受けてしまうことが多くあります。
そういった残業でカバーする風潮のある現場からの避難所として、事業会社の社内SEという転職先が人気となっています。
転職パターン3:客先常駐や、きつい現場を避けたい(社内SE)
客先常駐の環境を避けたいという理由でSIerから転職する方々がいます。
どうしてもITベンダー(受託側のSE)や、コンサル業界は案件を受託する側なので、客先常駐のプロジェクトに配属することが多くなってきます。
客先常駐の現場は、間接的に客先の顧客から仕事の引き受けたり、進捗管理の問い合わせを受けることが多くなります。
そうなった場合、実質的にマネージャーが労務管理をすることはできなくなります。
また、人月換算で仕事を受注しますから、残業すればするほど利益率があがってしまう(ように見える)風潮もあります。
その上、顧客からの目に全てを常に晒されている状態にもなり、見せるべきでもない部分まで見えてしまい、解決策をろくに考えない仕事や、いなくても良いような時間にも余計な残業までして仕事をして、仕事をしているフリをせざるを得ない雰囲気の職場も多いようです。
こういった場合も、客先常駐の職場にはならない避難所として人気な就職先が社内SEです。
社内SEは今までの仕事を生かしつつ、自社で働くことができる職種としてSEからは人気の職場となっています。
また、受託側のように顧客から納期までに仕事を終えるように詰められることも少ないため、自分のペースで仕事ができるケースが多いと聞きます。実際、自分たちのプロジェクトを遅らせよう事があった場合、自分たちの都合で納期を延伸することも多いと聞きます。
転職パターン4:プログラミングをもっとしたい(Web系エンジニア)
プログラミングをもっとしたいという理由でSIerからWeb系エンジニアに転職する方々がいます。
SIer業界は、モダンでクリエイティブなサービスの開発というよりも、要求された仕様通りのシステムを納期通りに納品することを第一の目的としています。
Web系エンジニアは、ITを内製化して事業を推進(売上を伸ばす)することが特徴であるため、クリエイティブな技術が求められます。
また、納期を守るために一つ一つ懸念事項が残っていないか慎重に勧めていくためのマネジメントスキルもそこまで求められません。
顧客が品質をチェックしたいという理由でエビデンスを求められることもありません。(このような作業は、基本的にエクセルにテスト結果をスクショするようなあの一連の作業になります。)
転職するなら転職エージェントを活用することが大事
高年収の転職であった場合でも、年収交渉をする上で自分一人では難しいことが知られているため、転職エージェントの力を借りることが一般的になっています。
自分で交渉する場合は、市場の中で自分の市場価値をアピール出来ず、採用側に足下を見られてしまうことが多いからです。
そのため、基本的には年収交渉は転職エージェントにしてもらう事で、年収をダウンさせない交渉が可能です。
また、転職エージェントを活用することで、スケジュールを自動で組んでくれたり、忙しい合間に面接練習してくれるといったメリットも多く、しかも無料なのです。
詳しくは割愛しますが、おすすめの転職エージェントに関する記事はこちらを見てください。
転職エージェントに登録する前に、転職サイトにも登録しておこう。
また、転職エージェントに登録したいが、キャリア相談をしてもらう時間がないという方もいると思います。
そういった方だとしても、まずは転職サイトには登録しておくことをお勧めしておきます。
なぜなら、無料で登録でき、現状の公開求人をざっと見て、自分に興味がある求人が存在しているかを暇な時間にチェック出来るからです。
おすすめは、リクナビNEXTです。まずは最も大きい転職サイトを一つ登録してみて、自分の興味ある業界の求人情報をチェックしてみると良いでしょう。
エージェントを利用して転職するメリット
転職活動の流れを効率良く教えてくれる
転職活動の流れを自分で調べるのも良いですが、基本的に転職活動は現職と並行しながら行っていきます。
そのため、自分で調べると時間を相当使ってしまい、いつまで経っても転職活動をスムーズに進める事ができません。
転職エージェントは、転職希望者を希望の職に転職させることが仕事ですから、転職活動の流れやスケジュールを丁寧に教えてくれます。
一人で転職活動を知識のないまま行うよりも、他人の手を借りて行えるのだから、利用しない手はないでしょう。
申し込みや面接の日程をエージェント経由で全て代行してくれる
転職エージェントは、転職活動の流れを教えてくれるどころか、面接希望の企業には、転職エージェントが申し込みを代行してくれます。
申し込む順番も、最初は面接慣れしていないため、第3希望くらいの企業から転職を開始し、第一希望を最後の方にスケジュールすることが一般的ですが、その辺も配慮して勝手にスケジュール管理してくれます。
そのため、転職活動の一般的な作戦の立て方を知らなかったとしても、転職エージェント側で管理してくれるメリットがあります。
職務経歴書の添削や、面接対策をしてくれる
転職エージェントは、転職エージェト側で、内定をもらってくる人のパターンやノウハウの多くを保有しています。
そのため、職務経歴書を自分で試行錯誤して作成するよりも、叩きを作ってしまって、転職エージェントに添削してもらいながら作っていく方が早いです。
年収交渉をしてくれる
転職エージェントは、内定を獲得した後に、年収が低かった場合に年収交渉してくれます。
一般的に、転職エージェントは、転職希望者のスペックや年齢に応じだいたいの相場を把握しています。また、年収交渉のコツや、コネクションによる信頼関係を持っています。
自分で応募し内定をもらった場合は、大抵現状維持か年収ダウンになってしまうと言われています。
だから、転職エージェント経由で申し込むのがおすすめなのです。
SIer業界からの転職を成功させるポイント
SIer業界から転職する場合、最も大事なポイントを説明しておきます。
SIer業界から転職する場合の成功パターンは比較的決まっているため、自分が転職活動で何を実現したいのか明確にしておくことがポイントです。
どんなに転職エージェントに色々求めたとしても、転職エージェントが出来ることがもちろん限られています。
大事なのは、成功パターンを知っておくことと、自分が何を実現したいのか明確にしておくことです。
- 得意分野を伸ばしたい
- 年収を上げたい
- 残業時間を減らしたい
色々あると思いますが、転職で全てを叶えることは極めて稀と思っていた方がよいでしょう。
SIer業界からの転職を成功させるポイント
- SIer業界からの転職の成功パターンを知っておくことと
- 自分が何を実現したいのかを明確にしておくこと
転職活動前に準備すべき本
まとめ
この記事では、初めてのSIer転職で転職エージェント選ぶ際はリクルートエージェントをおすすめする理由について解説させていただきました。
まとめると、以下のようになります。
初めてのSIer転職で転職エージェント選ぶ際はリクルートエージェントをおすすめする理由まとめ
- SIerの転職の成功パターンはだいたい決まっている
- 初めての転職には総合型エージェントの最大手であるリクルートエージェントがおすすめ
- 転職活動をする際は、転職で自分が何を実現したいのかを明確にしておくこと
転職したいけどなかなか踏み出せない…
いまや、新卒の3割が3年以内に転職しているので、転職という選択肢は一般的で、誰もが普通に経験しています。
当ブログでは、誰にでもおすすめできる転職エージェントとして、リクルートエージェントを勧めています。
理由ですが、ある程度の期間で、接触できるエージェントは基本1つしか選べません。
そんな中、リクルートエージェントは最も求人数も多く、大手企業で出回っている公開求人はほぼおさえています。
また、総合型エージェントと呼ばれるリクルートエージェントは、異業種・異職種への転職にも対応しています。システムエンジニアからコンサルタントなど、異職種での転職で年収UPさせてきた実績も豊富なエージェントが多いということです。
また、エージェントが送り出した転職者の実績に基づくコネクション・信頼を多数持っているため、非公開求人も多く持っているのが特徴です。
まずは転職エージェントと面会して、自分の市場価値や、市場状況をヒアリングしてみることをおすすめします。
エージェントの中では、迷ったらリクルートエージェントを利用すべきと言います。
理由としては、リクルートエージェントは総合型であり、どの分野も幅広く対応していて求人数も最大級だからです。エージェントによっては特化型もあり、得意分野が異なることもありますが、リクルートエージェントはどんな業界にも対応しています。また、非公開求人も多く保有し、見逃すことはできないエージェントです。
登録しておくと非公開求人を先に公開してくれたりします。転職エージェントの質も、業界2位なので当たりを引きやすいと思います。
基本的に業界での売上が高い方が、質の高い社員が働いていますので。
ただ、だいたいの求人は登録せずとも公開されているため、転職エージェントに登録する前に、求人数の多いdodaで求人状況を眺めてみるといった使い方もありでしょう。エージェントとの面会って準備も必要ですしね
もの凄くオススメですが、ITに特化しているため3位です。
志望業界がITに特化している場合はレバテックキャリアはフリーランス業界などの転職でも有名で実績があり、IT業界からの信頼が厚くオススメのエージェントです。
また、現状忙しいため、すぐに転職を考えていなくても、情報や、自分の市場価値だけは把握しておきたい・・そんな方は、まずは転職サイトに登録しておきましょう。
転職サイトは、求人の情報だけではありません。自身の履歴書に合わせた転職エージェントからの求人提案のメールが送られてくるため、実際は転職エージェントからの情報も入手できるのです。もちろん返信しなくてもかまいません。
送られてくる求人情報を流し読みし、転職市場の求人状況を定期的に確認します。もちろん、気になれば返信し、転職エージェントに状況をヒアリングすれば良いでしょう。
その際、必ず登録しておくべき求人サイトを一つだけ挙げると、リクナビNEXTです。
リクナビNEXTは、転職サイトの中でも求人数がNo.1であり、登録だけで求人を一通り閲覧できるため、登録しない理由がないのです。
求人数ではNo1であり、どの業界も幅広く対応していて、基本的にこのサイトは登録必須のサイトです。求人企業やエージェントからのスカウトメールも多いです。リクナビエージェントとは異なり、エージェントのように電話は来ないため、気楽に利用出来ます。
人気転職ランキングサイトを見たい方は以下もどうぞ。