投資の基本的な考え方を知る

確定拠出年金の節税効果はどれくらい?-確定拠出年金の全てを解説!!-

みぽりん

証券口座申し込んで株始めてみたいんだけど、何から初めて良いかわからない。
どうしよう。

ぴなもと

それなら確定拠出年金がオススメだよ!
投資はまずは節税してリスクを取らずに利益を得ることをまずは意識するんだ。
今回紹介する確定拠出年金は、投資した分の所得税と住民税が非課税になり、そこで儲けた運用益についても非課税になるんだよ。
実質掛け金の30%くらいは節税できたことになるね!!
それでも限界がきたら、リスクをとって少しずつ利益を手に入れていくことになるよ!

この記事が対象としている読者

  • 株を始めたいと思っているが、何が一番得なのかわからない人
  • 確定拠出年金の制度について知りたい人

目次

確定拠出年金の驚異的な節税効果を知る

まずは確定拠出年金を行うことでどれだけ節税メリットがあるかシミュレーションしてみましょう。
一般的に、企業年金がなく、企業型確定拠出年金のみある225歳の会社員を想定してシミュレーションしてみます。
確定拠出年金は基本的に限度額まで拠出します。単純にお得だからです。以下で見てみましょう。

引用:iDeCo<イデコ>(個人型確定拠出年金)ポータル

25歳の会社員が35年間拠出し続けて、5%の利益で運用し続けた場合、168万は節税したお金から拠出したことになり、286万円分の運用益も非課税となります
つまり、通常の金融商品を購入するときと比べ、450万円くらいの利益が見込めるのです。

確定拠出年金とは

確定拠出年金の概要

さて、確定拠出年金の驚異的なメリットは理解していただけたと思いますが、
確定拠出年金の概要についてご説明します。

確定拠出年金は、60歳未満の自営業、会社員、公務員、専業主婦の方全てが加入できる年金制度です。
長期で運用することを目的に、国民の投資を積極的に促すために設立された制度で、
給与から天引きされ、住民税と所得税が非課税、かつ運用益も非課税になるめちゃくちゃお得な制度となっています。
ただ、60歳になるまで引き出せないという制限付きであるため、長期的な運用を目標に投資することになります。

年金制度全体の中での確定拠出年金の立ち位置

そもそも、日本の年金制度はどのようになっているのでしょう?
年金制度は、3段階式と呼ばれていて、国民年金、厚生年金の次に当たる制度が確定拠出年金です。(ただし、企業によっては別途企業年金が存在します。)

国民年金 20歳になったら国に毎月年金を納める代わりに、60歳になったら増やして終身的にもらえる年金制度です。
サラリーマンの場合は給与から天引きされます。
厚生年金 自分と企業が半分ずつ支払って運用し、60歳になったら支給開始となる年金制度です。
サラリーマンの場合のみ適用される年金制度であり、給与から天引きされます。
企業年金 企業が運用して、60歳になったら支給開始となる年金制度です。
企業が元本を保証してくれるメリットがあります。
ただし、60歳になる前に自己都合で退職すると、実質支給されない(支給されても1割程度)のデメリットがあります。
確定拠出年金 自分の給与から天引きすることで掛け金拠出を選択できる制度
所得税と住民税が非課税となる。
また、自分の責任で資産を運用し、運用益は非課税となり、60歳まで引き下ろすことは基本的にはできない。
会社を転職しても、企業指定の証券口座から資産を移動可能
個人型と企業型がある。
個人型の場合は好きな証券口座を選択できる。
企業型は、企業が選択した証券口座を選ぶ。また拠出額も制限している企業もある。
企業型の場合、上限にさらに拠出額を上乗せできるマッチング拠出か、個人型確定拠出年金の併用を許可している企業もあるが、確認が必要。

個人型確定拠出年金(iDeCo)と企業型確定拠出年金

確定拠出年金には、個人型確定拠出年金(iDeCo)と企業型確定拠出年金の2種類があります。

拠出した掛金を自分で運用することは変わりありません。

ただ、選択できる証券口座と、自分が個人型企業型どちらに加入できるかは、違いがあります。

選択できる証券口座

証券口座についてですが、個人型は好きな証券口座を選択できるため、投資したい金融商品が揃っている証券口座を自由に選択が可能です。
企業型の場合は、企業が選定した証券口座を選択し、その中で購入できる金融商品で資産を運用することになります。

自分は個人型企業型どちらを選べば良いか

また、自分が自営業か公務員か専業主婦か、正社員かによっても個人型、企業型どちらに加入できるかは変わります。
どちらでも好きな方で良いという方は、なるべく拠出額が多くなるような形式を選択し、それでも同じになったら個人型を選択するのが、証券口座も自由に選べる点で良いでしょう。

確定拠出年金のメリット

所得税、住民税の節税効果が期待出来る

サラリーマンが月23000円拠出できるとしたら、年間276000円が所得控除となり、税制面でメリットがあります。

株の利益の節税効果が期待出来る

上記の所得控除だけでなく、受け取り時にも税制優遇を受けられます。
通常、一般的な金融商品に対しては、運用益が発生した場合、源泉分離課税(20.315%)が行われます。
確定拠出年金は、基本的に非課税です。

金融商品の信託報酬が安めに設定されている

金融商品の信託報酬が安めに設定されているものが多く、
基本的に同じ指標の商品の中でも業界最安値級の信託報酬が設定されている商品が多くなっています。

転職しても資産はそのまま残る

転職しても、次の会社へ口座と資産を持ち運べる資産です。
企業年金の場合、自己都合で転職したらその額は受け取れない仕組みになっていますが、
確定拠出年金の場合は、転職しても自営業になっても引き継ぐことが可能です。

確定拠出年金のデメリット

受け取り時にかかる税制に注意

確定拠出年金は、受け取り時が最も難しいと言われています。
基本的に税金はかからないように出来るのですが、制度を理解する必要があります。

受け取り方法は、一時金受け取りと、年金受け取りで選択が可能で、それぞれかかる税額が異なります。

上記のような計算式になります。
これをはみ出た額は雑所得として課税されてしまいます。

また、併用が可能であるため、非課税枠を使い続けて、取得する方が良いです。
年金を65まで受給額を伸ばし、それまではDC年金で年金としてもらいつつ、65歳に退職所得としてもらう方法もありです。

確定拠出年金Q&A

確定拠出年金と確定給付型年金との違い

確定拠出年金は、確定給付型年金とは異なります。
確定給付型年金は、俗に言う企業年金のことで、企業が運用して退職時に受け取れる年金制度です。
確定拠出年金は自分で拠出金を運用します。
確定給付型年金は、元本を保証してくれますが、自己都合で退職した場合、その年金を満額受けることはできません。(1割程度)
確定拠出年金の場合は、退職しても運用し続けることが可能です。

選択型DCとは

企業型DCは、一般的に会社が掛金を負担します(個人型DCは加入者本人が負担)。
ただ、選択制確定拠出年金(選択制DC)という方針をとっている企業もあり、この場合は自分の給与の一部を確定拠出年金の掛金にして積立てて行きます。
そうなると、給与から天引きされるため、社会保険料が安くなり、厚生年金保険料が安くなるためお得に見えますが、将来受け取る年金や、育児休業給付金等も安くなってしまいます。
そのため、選択制DCか企業型DCを選択できる場合は、よく考えて選択する必要があります。

マッチング拠出による上乗せと個人型確定拠出年金(iDeCo)の併用

企業によっては普通の企業型DCにさらに上乗せして拠出できるマッチング拠出を導入しているところもあります。
もしくは、マッチング拠出は認めていないが、企業型DCと個人型DC両方加入できるようにしている企業もあります。

引用:pmas(サラリーマンの個人型確定拠出年金(iDeCo)への加入可否)

企業型DCのみの企業もありますが、上乗せした場合は基本的にメリットは多いと思うので、加入できるか確認することをお勧めします。

仕事辞めて専業主婦になったけど節税メリットはあるの?

専業主婦の場合は、所得自体がないため所得控除のメリットを受けられないことになります。
また、受け取り時に所得税がかかる可能性があるため、その部分を計算した上で、運用益が非課税になるメリットを利用して資産運用したい場合は加入を検討してみてください。

口座の開設方法

個人型確定拠出年金(iDeco)の場合

基本的に、申し込みたい証券会社に確定拠出年金口座の資料を請求した後、口座を開設することになります。
その後、会社員や公務員の場合は勤め先経由で申し込む必要があるため、企業の福利厚生の資料を確認し、確定拠出年金をどのように行なっているのか確認してみてください。

確定拠出年金は勤め先の企業経由で申し込む!!

企業型確定拠出年金の場合

これは企業が選定した証券口座を使用するため、企業の福利厚生の資料を確認し、確定拠出年金をどのように行なっているのか確認してみてください。

まずは証券口座開設を!!

個人型確定拠出年金を申し込む場合は、口座開設が必要になります!!
証券口座は無料で申し込むことができるため、口座を開設しておくことをオススメします。
ただ、確定拠出年金の場合は、通常毎月300円程度の運営手数料がかかるため、本当に拠出をすると決めたら申し込みましょう!!
オススメの講座は楽天証券もしくはSBI証券です。
なぜかというと、金融商品の充実度が圧倒的過ぎてお得だからです。

まとめ

この記事は確定拠出年金の概要やメリットを紹介しました。

確定拠出年金は、早く始めれば早く始めるほど、毎月の拠出分税制優遇を受けることが出来るため、証券口座を開設し、理解したら開設して節税対策と長期投資目的でどんどん利用していけば良いと思います。

ぴなもと

ではまた

 

ABOUT ME
ぴなもと
ぴなもと
神奈川在住のアラサー世代。 理系大学院を卒業し、SI業界のソフトパッケージ開発職として入社する。 SI業界に嫌気が差し、生活そのものを変えるために、ミニマリストというスタイルにたどり着く。 会社に縛られず、フリーランスのような、自由で自律した生活を好む。 みぽりんと合わせたら、世帯年収は1000万を超える。
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