その時、会社寮に入るか、会社の借上社宅の制度を使うか選べって言われて、なんで借上社宅にしたの?
それと、知らない人は多いけど、社宅に住むと会社の資産扱いになって、自分の給与から天引きになるんだけど、間接的に収入が減るから、節税効果があるんだ。
今日は具体的に、社宅が実際どれくらい節税効果があるのか見てみよう。
この記事が対象としている読者
- 一戸建てを無理して購入しようか迷っている人
- 住居の支払いに節税対策が出来ることを知らない人
目次 [hide]
社宅とは?

社宅とは、“会社が社員に住まいを提供するために買い付ける住宅”のことです。
社員に住まいを提供するために買い付ける住宅という意味では、社員寮も同様の意味ですが、ここでは、一般的に使用される、「世帯持ち」のために所有されることが多い社有社宅に加え、好きな場所の住居を借り上げて社員に住まいとしてそれを貸し付ける借り上げ社宅を含んだ、「会社保有」「低賃料」という意味の社宅全般を指すことに強います。
社宅とは??
- 社員に住まいを提供するために会社が買い付ける住宅のこと
社宅の種類

社宅という言葉は、かつては「世帯持ち」のために所有されることが多い社有社宅のことを指していましたが、だんだん意味合いが変わってきています。それは、上記で説明させていただいた通り、従来の社有社宅が老朽化していることと、プライベートを確保したい社員が増えて人気がなくなってきた代わりとして、借り上げ社宅が普及しているからです。
以下、従来からあった社有住宅と、最近人気になってきている借り上げ社宅について説明します。
社有社宅

社有社宅は、会社が保有した住宅のことで、主にそれを世帯持ちの社員に対して割安で貸し付けることに使用されてきました。
会社が所有し、貸し付けた従業員の給与から使用分を天引きする流れのため、住居分は損金として扱えるようになります。そのため、社員の収入は下がり税金の支払いを抑えられるため、会社と従業員双方が社会保険料などの税金を軽減でき、さらに不動産価値が上昇すれば資産の増加にもつなげることができるため、高度経済成長時代に普及していきました。
ただ、現在は90年代後半にバブルが崩壊したことで、不動産価値の大きな向上は見込めなくなったしまったことや、老朽化した建物の維持管理費がかさみ、プライベートの確保やより好きな場所に住むことを望むようになった社員が増えたため、稼働率の低下が発生し、だんだんと借り上げ社宅へ方向転換する会社が増えているのが現状です。
社有社宅
- 世帯持ちの社員に対して割安で貸し付けることに使用されてきた社宅。
借り上げ社宅

借り上げ住宅とは、会社が賃貸住宅を借り、社員に貸し出す住居のことです。
社有社宅とは異なり、自分で好きな場所の住居を選択することができることと、同じ物件に社員が住んでいないためプライベートが確保されることから、社員満足度の高い福利厚生施策として人気となってきています。また、海外からの採用をした場合にもプライベートが確保された借り上げ住宅が人気となっています。
借り上げ社宅
- 会社が賃貸住宅を借り、社員に貸し出す住居のこと
社宅の節税効果
では、実際社宅の節税効果とはどのくらいなのでしょうか?
一般的な正社員の給与明細を比較しています。
(東京都40歳未満扶養家族なしの場合、残業代等は入れていない)
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引用:Bizer
上記を見ると、収入全体が会社から天引きされることで節税できるといった仕組みになっています。
そのため、社会保険料から住民税、所得税すべてに節税効果が見込めます。
だいたい、支払った家賃の20%程度が節税できます。
皆さんの家計簿で、最も支払いの額が大きく、かつ固定費として毎月支払いが発生するのは
ちょっと良いマンションだと10万くらいするかもしれませんが、その場合は2万くらい節税できるため、年間で24万節税できます。
社宅の節税効果
支払った家賃の約20%が節税できる
[補足]社宅・寮・家賃補助の違い
社宅と寮の違いについて気になる方もいるかもしれません。
社員寮ですが、単身向けに貸し出す住居のことで、共同食堂や共同風呂があったりすることも特徴です。それに対し、社宅になると通常の賃貸同等の部屋を貸し出してくれるため、プライベートは確保されています。
また、家賃補助ですが、会社が賃貸住宅を借りる借上社宅とは異なり、自分で賃貸住宅を借りる代わりに家賃補助を一定額もらう福利厚生制度の一つです。この場合、敷金礼金仲介手数料は必ず自分で払うことになりますし、節税効果も見込めません。
寮:単身向けで会社が所有する住居で、共同食堂や共同風呂がある場合がある。
社宅:プライベートが確保されている。割安で会社が貸してくれる。
家賃補助:自分で住居を借りる代わりに家賃補助をもらえる。敷金や礼金が必ず契約者に発生するし、節税効果も見込めない。
まとめ
この記事では、社宅の特徴と、寮や家賃補助との違いについて説明させていただきました。
家賃は固定費の中でも最も額の大きい支出になります。そのため、家賃を節約することが最も大きな家計簿改善効果を見込むことができます。
- 社宅は社有社宅と借り上げ社宅の2種類ある
- 社宅で支払った家賃の約20%程度の節税を見込める
- 寮は単身向けで共同風呂、共同食堂があることも。社宅はプライベート確保。
会社の住居関連の制度にも色々あることがわかりました。
会社は節税効果と従業員満足度向上を目指し、住居に対し様々な福利厚生制度を用意してくれています。
こういった制度を利用することで、不要な支出を減らしていき、資産を増やしていくことで、株式投資や事業投資に資金を回していきましょう。
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